ワーキングプアとは?

「ワーキングプア」という言葉はご存知ですか? 「働けど 働けどなお わが暮らし楽にならざり じっと手を見る」なんていう石川啄木の短歌が脳裏をよぎってしまうワーキングプアとは、まさに石川啄木先生の短歌どおりで、正社員として朝から晩まで一生懸命に働いているにもかかわらず、毎日の生活を維持するだけで精一杯という社会層のことです。

一言でいうなら「働く貧困層」と呼ぶことができるようです。

ワーキングプアは必ず正社員でなければ該当しないというわけではなく、正社員のように一日8時間きっちり働いているパートやアルバイトなどでも該当します。

「一億人総中流階級」などとも呼ばれていた日本においては、ワーキングプアの割合は他の国と比べると低いといわれています。

しかし、若者の無職率やフリーター率などを考慮すると、日本のワーキングプア率はこれから上昇するとも言われていて、社会的な問題に発展する日ももしかしたらそれほど遠くはないかもしれません。

ワーキングプアを減らす対策としては、企業側が高賃金社員の新規採用を減らす事で人件費の流れを改善したり、雇用機会を増やすためにアルバイトやパートなどの採用を積極的に行なうなど、いろいろな工夫がされているようです。

また、最低レベルの生活を維持するために必要な賃金を労働者が確保できるように、国が「最低賃金」という賃金の最低レベルを表示する事で、企業側はどの労働者に対しても最低賃金以上の賃金を支払わなければいけないことが義務付けられています。